あなたの街のマハロさん

日本の家庭に欠かせない「冷え取り」と「醤油」。受け継いでいくべきもの。

大分県中津市(森口肇グループ)

田中 ノブ子さん

 

大分県中津市は、一万円札の肖像でおなじみの福沢諭吉の生まれ故郷。代理店歴17年のベテランは、歴史あるこの街で創業百年になる醤油店の三代目。伝統の味を守りながら、冷え取りの輪を地道に広げています。

 

喜ばれるから続いていく!

 

 田中ノブ子さんが冷え取りを始めたきっかけは、家業である醤油店の配達先でのこと。年齢がひと回り上で日頃から気にかけてくれていた木部さんから「すっごく温まる入浴剤があるよ」と、紹介されました。
「一緒にいた主人がすぐに乗り気になったの。入浴剤をたくさん仕入れて、主人が売ってくれるのかと思っとったら、お前が売ってこい!って。どうしようかと思ったけれど、いいことは人にも教えてあげたいって自然に思うものですね」。
 ノブ子さんが冷え取りを始めた20年前は、まだ岐阜羽島に高陽社の本社もホテルもありませんでした「それでも羽島に行くのが楽しみだった」というノブ子さん。いちばんの目的は、足湯の勉強。
「ここ20年、足湯をしてあげるのが大好きという気持ちはずっと変わりません。気持ちよかった!って喜ばれるし、知らない人同士でも和気あいあいとなって、心まで通うのがうれしいのよね」
 20年間、変わらぬ姿勢で冷え取りを伝え続けているノブ子さん。しかしその間には、いろいろな困難もありました。ご主人は、10年ほど前に筋ジストロフィー(筋力が低下していく遺伝性の疾患)という難病で他界しています。
「でもね、すごいんですよ。この病気にかかると普通は最終的に食事ができなくなるんです。でもうちの主人は冷え取りしてたおかげか、死ぬまで食事ができたんです」
 

仕事があるて幸せなこと

 

 ご主人が残してくれた冷え取りは、その後のつらい気持ちも助けてくれました。
「私があんまり元気にしているから、あんた寂しくないのかい?ってよく聞かれます。そりゃ寂しいよ。でも、めそめそしたって帰ってこないもん。主人が死んだから何にもできないって泣いてたって、それじゃ逝った人も困るんよ。悲しくったって、笑ったほうがいいじゃない?って。だから仕事があるっていうことは幸せなんです。めそめそせんですむから。疲れたなって思っても、お風呂に入れば元気が出るし」
 家業の醤油店は長男にまかせ、現在は店を手伝いながら、月々平均5ロットの仕入れにこだわって家族と共に高陽社代理店として動き続けています。
「醤油も冷え取りも、家庭になくてはならないもの。今は安い醤油も入浴剤もスーパーに並んでいるけれど、安売りしちゃいけない日本の文化だと思います。商売していて思うのは、物が売れるだけでは楽しくないの。思いが伝わって、喜ばれるから面白いの。これからも愛情こめて伝えていきたいと思います」
 

 

「入浴剤を入れると泡が一段と細かくなるでしょう?」
「こんな泡は、見たことがないねぇ!」
孫の健人くん1歳は、おばあちゃんは足湯デモをしているとかけつけて、細かい泡で遊びながらいっしょにトークを始めます!?
「すごく気持ちいいよ!」

田中さんに冷え取りを伝えた木部さんは、「子ども(田中さん)の背中を見て、私もやめられんと思うのよ」と仲良くしょうゆソフトクリームを食べながら振り返ります。森口グループの仲間たちと松の木の下で(後列右から5人目の男性が森口特約店)。「一人じゃなんにもできないけれど仲間がいる」とノブ子さん。長女の陽子さん(前列左から2人目)は一時期ぜんそくで月の半分は寝込んでいましたが、徹底した冷え取りで今は看板娘に。

  地域ミーティングでは特約店の片腕となって盛り上げます!
伝統にこだわる一方、「かぼすしょうゆ」など地元の特産品を使った新しい醤油も開発している長男の宏さん。現在、マハロ醤油を研究中。韓国など海外からの観光客も訪れる田中醤油店にはマハロが並んでいます。

(個人の感想であり、特定商品の効能効果を標榜するものではありません)